アートデイズから2009年4月に発行された「ミシェル・オバマ~愛が生んだ奇跡~」(デヴィッド・コルバート著、井上篤夫訳・解説)が注目されている。ミシェル・オバマは、いうまでもないが、バラク・オバマ米国第44代大統領夫人。同書には、アフリカ系アメリカ人としてシカゴの貧しい地区に生まれながらも、自身の努力と家族の愛・絆により支えられてエリート弁護士となり、バラクと結婚、ホワイトハウスの住人となるまでが綴られている。
「アメリカンドリーム」と言葉にするのは容易だが、それはあくまで結果論。プロセスにおいて、いかに真摯(しんし)に人生をみつめ、前向きでいることが大切かを教えられる一冊だ。
180ページ、四六判ソフトカバー。
定価1365円。