先月19日。
YAHOO!ニュースを見ていると、「女子高生6割『お父さん尊敬』」という、とても気になるタイトルが掲載されていました。
記事は、女子高生の半数以上が父親に対し尊敬の念を抱いているという内容。また、驚くことに、文中にはギャルに詳しい人物として当編集部の"まぁ~さ"が登場し、「メールで頻繁に連絡を取り合っている事がギャルと父親の仲を親密にしている」と最近の父親と娘の関係についてコメントしていたのです!
オヤジギャグは「単純に面白い」
確かに最近のギャルと父親との関係は、携帯メールでこまめに連絡を取り合うことが多く、その行為が互いの理解を深めているのは事実です。
しかし、更にリサーチを進めると、仰天の新事実が発覚したんです!
それは、父娘の関係性を強くする意外な「言葉」が存在し、それらが「父への尊敬」に大きく関わっているということ!
その気になる「言葉」とは…
意外にも、「オヤジギャグ」なんです!
「ホワイトキック」?
一体何故、「オヤジギャグ」が、父娘の関係に関与しているのか? それは「オヤジギャグ」と「ギャル語」の共通点でした。
「コギャル」全盛期でから現在に至るまで、「ギャル語」は進化を遂げ続けています。「チョベリバ」や「MK5」から始まり、昨今では「KY」や「盛る」などの言葉があります。一見すると、どういう意味なのか…はたまた本当に日本語なのか…などと思いがちですが、言葉の意味を知るとギャル達のユーモアセンスに驚かされます!
まず「ホワイトキック」。
これは、約10年前にギャル語としてメディアに取り上げられ、世間に知られるようになった言葉で、「白(シラ)ける」という意味を持っています。
白→ホワイト、蹴る→キック!!
思わず笑ってしまいそうですが、これぞギャル語と言ってもいいでしょうね。
最近では、そこから派生した「いい加減にホワイト」なる言葉もあります。意味はお察しの通りいい加減に「しろ」という意味のギャル語です。
そして、「かまちょ」。これは約半年前から渋谷のギャルの間で使われるようになったギャル語ですがみなさんは意味が分かりますか?
実は「かまってちょうだい」の略なんです!
このように今も昔もユーモアに溢れるギャル語が飛び交っています!ギャル語とはまさに、言葉遊び!
そして、同じく言葉遊びのパイオニアと言えるのが、オトーサンたちが使用する「オヤジギャグ」ではないでしょうか?
「布団がふっとんだ」
「蓋(フタ)が開かなくて、アタフタ」
など、メジャーなオヤジギャグは数知れず!よくそんなに思い付くなぁ~と感心してしまう程です。
ギャルは「オヤジギャグ」に親近感
一般的にギャルは「オヤジ」や「オヤジギャグ」を敬遠していると思われがちですが、実際はその真逆(まぎゃく)で親しみを持っていると表現するのが正しいと思います。
それを証明するかのように、彼女達は、
「トイレ行って来るわ!」「行っトイレ~」
など、元祖オヤジギャグと言われている言葉を口にします!
彼女達は「オヤジギャグ」を「ダサかっこいい」「キモかわいい」と同じようなニュアンスでで「ギャル語」と同じように使用しているのです!
「オヤジギャグ」を使う理由をギャルに聞くと、
「単純に面白いと思うから」という意見が圧倒的でした!
その、素直に面白い!と思う感覚・価値観が結果的に自分の父親、また、学校の先生との距離を縮めているのでしょう。
一概にこの事だけがギャルと父親を結ぶ接点とは言えませんが、同じ感覚を持つ者同士が引き合うのは当たり前の事だったようにも思います。
近い将来、お父さん世代の方々がギャル語を話す!な~んて事もあるかもしれませんね!
GRP副編集長 アミーゴ