2009年「天皇賞・春」を12番人気のマイネルキッツが制したシーンは競馬ファンならまだ記憶に新しいかもしれない。その舞台となった京都競馬場のコースを今度は人が疾走する。9月23日に開催される「第2回JRA京都競馬場大運動会」がそれ。現在、〝出走者〝を募集中だという。ちなみに「血統」は不問だ。
騎馬を組んで走る「淀君ステークス」も
競走はダート(砂)コースで3部門。一般部門(20歳以上)は1000メートル、大学生部門(18歳以上)は1200メートルを6人1チームのリレー方式で行う。あと一つ、特別部門の「淀君ステークス」(20歳以上)がふるっている。3人の騎馬の上に、お姫様カツラをかぶった「淀君」(男女不問)を乗せ、直線200メートルを走るのだそう。なんともユニークなレースではないか。
競走する際には、チームごとに実際の競馬と同様の「枠色Tシャツ」を着て「出走」するため、本物の競馬を見るような臨場感の中で楽しめるのもいい。
各部門の優勝チームには記念トロフィー、「京都米」30キロや、競馬開催日当日の「特別室」招待などの賞品が用意されている。その他、上位入賞チームへの賞品や参加賞も。昨年開催された「第1回」では露店やグッズショップなども設置され、さながら「お祭り」のような雰囲気だったといい、家族連れなど約3000人で盛り上がったそうだ。
主催するKBS京都プロジェクトの担当者は、
「普段入ることのできない広々としたコースに足を踏み入れられるので、競馬ファンならずとも感動するのでは」
と話している。
競走参加の応募締め切りは09年7月31日まで。参加費は無料だ。
ホリデー茂山