2009年7月1日、旭ファイバーグラス(東京・千代田区)が発起人となり「家づくり見える化プロジェクト supported by Aclear」が発足した。同プロジェクトは、日本で初めて個人向けコンサルティングサービスをスタートさせた不動産コンサルタントの長嶋修さんをはじめ、家づくりのプロたちを研究員に迎え、家づくりにおける『見える化』について調査・研究を行い、情報発信を中心とした啓発活動を行うというものだ。
その「家づくり見える化プロジェクト supported by Aclear」がこのほど、全国の一戸建て注文住宅購入経験者828人を対象に、家づくりに関する意識と実態についてインターネット調査を実施、幾つかの興味深い結果が明らかになった。家づくりに対する感想として、度合いはともかく、ほぼ全員の97%が「大変なことだと思う」とし、家づくりを始めたときの気持ちとして、3人に1人である32%が「不安半分」と回答している点などである。「不安が楽しみを上回る」と答えた人を含めれば、一生で最も高価な買い物をするというときに、約4割もの人々が不安を抱えながら家づくりに臨んでいたわけだ。さらに、9割近く(86%)もの建て主が「家づくりは分からないことだらけ」だと回答しており、この数字が家づくりの難しさを物語っていると言えるだろう。
(詳しい調査結果はこちらhttp://www.mierukaproject.jp/result/outline.html)
「家づくり見える化プロジェクト supported by Aclear」では、WEBサイト(http://www.mierukaproject.jp)もオープンさせており、勉強会開催なども含め、情報発信に努めていくという。