渡米して間もない頃、アメリカ人が好きなプロスポーツは、1位NFL、2位NBA、3位MLB、4位NHLだとアメリカ人の友人が教えてくれました。人によっては3位以降にテニスなどをあげる人もいれば、野球には興味がないなどと言い切る人もいますが、1位と2位の人気は不動のよう。
チャンピオングッズに注文殺到
1月末にあるスーパーボールの日は、街中はガランとしていて、いつもは予約をとりづらいゴルフコースもすいているのに、宅配ピザ屋は大忙し。友人宅などに集まってパーティーをしつつ、スーパーボールをTV観戦する人が多いためだとか。ただ、いくらNFLが人気といっても悲しいかな地元にチームがない。かわりに人気なのがNBAなのです。
ロサンゼルスにはNBAのチームが2チームあり、レイカーズとクリッパーズ。後者は毎年成績下位をうろちょろする常連。オーナーがけちらしく、ドラフトでいい選手をとっても、結局は出て行ってしまうし、有名選手もそういないのですが、レイカーズはというと、監督をはじめとして、選手も有名。そして観客席にはハリウッドセレブがちらほらでなんとも派手なイメージ。その分、注目度も高いために、「誰と誰の仲が悪い」とか「××選手の奥さんは選手の間で評判が悪い」といったゴシップ系の話題もよく登場します。
さて2002年から優勝と縁がなかったレイカーズですが、念願かなって、2009年のチャンピオンとなりました。
グッズを売っている公式スポーツショップの1つ、スポーツ・シャーレーはレイカーズ優勝決定後まもなくチャンピオングッズをサイトで販売開始したところ、注文が殺到したため、ウェブサイトでの注文がとれなくなり、システム変更または従業員は時間外勤務をする羽目になったとか。
同様にアクセスが殺到したNBAの公式ショップでは前年優勝のボストン・セルティックスの売り上げ記録を更新。人気の品はTシャツに、帽子、そしてコービー・ブライアン(以下、コービー)がインタビュー中に肩からかけていたタオルのレプリカだそう。
この結果、新聞に出ている見出しは「不景気はどこに?」
あらゆるものがでているチャンピオン関連グッズですが、人気のTシャツ一つにしても、チームカラーの1つである黄色の布地に優勝チームメンバーの名前が背中に書かれたデザインのものをはじめとして、色もデザインはいろいろ。定価で買えばいいお値段がするのですが、すでに割引販売しているところもあり、私がいったショップでは定価18ドルの品が5ドルのセールになっていてびっくり!