「信号無視」防止カメラ 設置は得? それとも損?

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   トラフィック・カメラ(Traffic camera、別名red light camera)なるものがある。

   これが取り付けてある交差点にて赤信号でぶっちぎると、これが作動し、ストロボがたかれて、運転手と後ろのナンバープレートの写真がとられる。そして後日、忘れた頃に、警察から罰金請求額が記入されたチケットが郵送されてくる。罰金の額は交差点によって違うがだいたい300から400ドル。そして、保険額が上がるのを防ぎたければ、トラフィック・スクールの講義を受講して、交通違反の履歴を消すしかない。

違反何回でチケットが届くかは地域次第

中央やや右の白い柱に筒状のストロボとカメラが
中央やや右の白い柱に筒状のストロボとカメラが

   何回違反すればこのチケットが届くのかは場所によって様々。友人の一人は隣市のコスタ・メサ(Costa Mesa)にある南カリフォルニア最大のショッピングモールで日本人観光客も多く訪れるサウス・コースト・プラザ(South Coast Plaza)前の交差点にて写真をとられ、たった一度の違反でチケットが送られてきたといっていた。いつとられたのか覚えていなくても、警察から教えられるサイトにアクセスすると、自分の車とナンバープレートがしっかりうつっているとか。

   我が家からほど近い交差点もこのカメラが置かれているのだが、そこだと2、3回写真をとられたらチケットが送られてくるときいた。私もそこで一度、夫も一度とられた。とられた瞬間まさに「しまった!」である。運転している自分に向かってまぶしいぐらいのストロボがたかれるからはっきりとわかる。しばらくはいつチケットが送られてくるのかビクビクし、また撮られるのがこわくてしばらく違う道をとおっていた。

   このカメラはあらゆる交差点に設置されているわけではない。交通量が多く、また事故の多い交差点にこのカメラを設置することで、衝突事故を防ごうというものだ。


【プロフィル】

野村 香奈(のむら かな)
1970年鹿児島生まれ。上智大学卒業。「AERA」「週刊朝日」で主にエンターテインメントの編集を担当した後、2000年8月に結婚により渡米。ロサンゼルスの日系無料情報誌でライターも経験。趣味はドライブ、おいしいものを食べること、情報収集、そして、MLB(メジャーリーグ)観戦。LA TimesとPeopleを愛読。現在、ロサンゼルス近郊のニューポートビーチ市(Newport Beach)在住。

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