コーセー新ブランドは「豪華一点主義」 百貨店限定キャリア女性向け

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百貨店ブランドに多い「アウトオブブランド」

   ちなみに、新ブランドでは表向き「コーセー」の名を出さないそうだ。同社は百貨店ブランド「JILL STUART(ジル スチュアート)」「AWAKE(アウェイク)」も展開しているが、いずれもコーセーの名は出ていない。

   企業名を表に出さない化粧品ブランドのことは「アウトオブブランド」といい、百貨店ブランドに多くみられる。

   たとえば、「イプサ」「AYURA(アユーラ)」「NARS(ナーズ)」は資生堂、「RMK」「SUQQU(スック)」はカネボウ化粧品のブランドだが、一般の消費者にはあまり知られていないのではないだろうか。

   では、企業名を出さないのはなぜか?

   化粧品業界に詳しい人物は、

「大手メーカーの場合、ドラッグストアやスーパーマーケット、コンビニエンスストアで数百円から化粧品を販売しています。化粧品市場のボリュームゾーンは低~中価格帯で、こうしたセルフ販売の化粧品の方が圧倒的に多いのが実状。一方、百貨店ブランドは『高級感』がないといけないし、安い化粧品のイメージを払しょくするために、別ブランドとして立ち上げるんです。また、既存ブランドの色をつけたくないという理由でも用いられます」

と話している。

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