派手な大阪人をイメージしたという「まっピンク」のボトルラベルに、大きく「ほんまや」の文字。大阪市の水道水ボトル「ほんまや」が人気を集めている。同市水道局が2007年3月から販売をはじめ、09年4月には累計総数30万本を突破した。
最大の特長は「くせのなさ」
大阪のおばちゃんもびっくり?のど派手なボトルラベル
最大の特長は「くせのない、まろやか」な味わいだ。オゾンと活性炭を活用した浄水処理で、「磨きに磨いた」という水道水をさらに加熱殺菌。徹底した品質管理により、適度なミネラル分を含んだ軟水に仕上がっている。
大阪の水道水は淀川の水を使用してきたが、1970年代以降、淀川の汚染は深刻化し、水道水からは「カビ臭」が発生するようになった。そのため、同市水道局は最新の高度浄水処理システムを導入するなど対策に乗り出し、異臭味などを除去した。しかし、一度市民に定着した「飲めない水道水」のイメージまではなかなか払拭できなかったという。