「就職」が最も難しい!? 「人生ゲーム」の最新作

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盤面サイズは1.5倍、マス目は1.7倍に増えた(C)1968,2009 TOMY
盤面サイズは1.5倍、マス目は1.7倍に増えた(C)1968,2009 TOMY

   人気ボードゲーム「人生ゲーム」シリーズの最新作「人生ゲーム極辛(ごくから)」が2009年4月23日にタカラトミーから発売された。商品名には強烈なインパクトがあるが、ゲームの内容はどうなの?

実社会と同じ?「人生ゲーム」でも就職は難しい

   「人生ゲーム」シリーズは、プレイヤーがルーレットで出た数に応じてコマを進めていくスゴロク方式のボードゲーム。マス目の指示に従って就職や結婚などの「イベント」を経験し、最終的に億万長者を目指すというものだ。

   最新作でも従来と同じプレイスタイルを採用しているが、盤面には世相を反映したマス目が並んでいる。「失言で人気がガタ落ち。」や「裁判員に選ばれる。」などだ。「ETCの休日割引で高速道路を利用。」というタイムリーな話題のマスもある。

   また「イベント」も特徴的なものが増えている。極めつきは、採用人数の大幅減や内定取り消しなどがメディアをにぎわせている「就職」。「人生ゲーム極辛」では全46作ある同シリーズの中で最も就職するのが難しくなっているそうだ。

盤面サイズが従来の1.5倍に

   就職に限らず厳しい社会情勢が続いているが、同社によると「家族や仲間と一緒にコミュニケーションを図りながら気分転換し、元気にたくましくこの時代を乗り切ってもらおうという意図で企画した」のだという。

   そんな企画意図もあってか、最新作は従来と比べて大きく変わった点がある。盤面サイズが従来の1.5倍になり、マス目の数も1.7倍の218マスに増えた。希望小売価格は3990円で、前作(08年6月発売)の3780円からほぼ据え置かれていることを考えるとお買い得だ。

   暗いニュースばかりでションボリせず、たまには気分転換に「人生ゲーム」に興じてみるのもいいかもしれない。

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