特定の旅行先、目的で染めるトラベルカフェ
東京・飯田橋にある「トラベルカフェ フィリピン TOKYO」
もっとわかりやすくメディアとして成立しているのが同社の手がけるトラベルカフェだろう。ひとつのカフェの中を特定の旅行先、目的で染めていく。ポスターを置くだけではなく、内装もメニューもテーブルシートや卓上POPもカフェに流す音楽や映像も、長期ならばカフェの名前自体もそれにあわせていく。その土地に旅したくなる。そんな旅行がしてみたいと思う。押しつけではなく感じてもらうことが重要だ。
もちろんテーマは旅行でなくても成立する。新商品、新サービスにあわせての展開もすでに始めている。徹底することで効果は上がる。空間はメディアとして機能するのだ。
坂井直樹