「ピオニア」は国内外で活躍している
アトラスコプコのエンジン式削岩機「ピオニア」が、2008年12月に公開された映画「252 生存者あり」で使用されている。
ピオニアの大きな特長の1つは、心臓部であるエンジン・シリンダーに硬く上質の鋼材として定評のあるスウェーデン鋼が使われている点。これにより、過酷な使用にも耐えうる品質の高さ、信頼性および耐久性が実現された。
「252 生存者あり」の中で非常に重要な役割を果たし、実際の災害現場でも活躍するピオニアには、救助作業機としてのニーズが高まっている。初期のピオニアは1956年に着工した黒部ダム建設にも使用され、初期工事の工期短縮に貢献していたが、その後は、95年の阪神淡路大震災、07年の新潟県中越沖地震など大災害が発生する中で社会における防災意識が高まり、今回の映画で扱われているように、東京消防庁ほか、災害に対応する機関が数多くのピオニアを装備。09年4月から警察庁機動隊も、ピオニアの兄弟機である、新型エンジン式削岩機「コブラコンビ」を166台備えている。