国産の、無垢のテーブルを集めた。スタンダードな長方形、まわりを行き来しやすく、座る人数の融通もきく円形、機能的なエクステンションテーブルなど。暮らし方に合わせてかたちを選びたい。
テーブルなら柾目のナラ材
[REAL FURNITURE/オーク無垢材ダイニングテーブル・長方形1]
W220×D90×H72cm ¥189,000<無印良品>
テーブルに使われる材で、一番多いのはナラ材。テーブルに使う材として、申し分のない堅さの木である。
板目材は乾燥すると割れやすいため、製品として流通しているのは、柾目材のテーブルが多い。ナラは連続した美しい木理が特徴で、柾目には虎斑と呼ばれる光沢のある木目が表れる。
他に、タモ、ウォールナット、チェリー、チーク、メープルなどもテーブルによく使われる。色合いや性質にそれぞれの特徴はあるが、堅く、美しい木目をもつ材であることは共通だ。
テーブルの大きさはどのくらいがよいか。長方形の場合、空間が許せば天板の長さは4人用なら150cm以上、最低でも120cmは欲しい。一人あたり幅60cm以上のスペースが確保できれば最良だ。
奥行きは、対面して話す場合、ほどよいのは80cm前後。90cmあれば真ん中に大皿をのせてもゆとりができる。また、テーブルの高さは、70cm前後が標準。
美しい経年変化を楽しむ
[テーブル ローベルII]W105~155×D105×H70cm ¥161,700<家具蔵>
注意しなければならないのは、テーブルの高さと椅子の座面高の"差尺"。使いやすさを考えると、差尺は27~30cmが望ましい。
最後に、オイル仕上げについて。木の風合いを残すオイル仕上げは完全な塗膜をつくらないので、定期的な手入れが必要だ。
一方で、自分でメンテナンスできるのが利点ともいえる。多少の汚れはサンドペーパーをかけてオイルで拭き取ればいい。
また、2ヵ月に一度くらい、布にオイルを染み込ませて油汚れを拭き取り、再びオイルを塗っておくこと。
丁寧に使い続けられた無垢のテーブルは、美しい経年変化を見せてくれるだろう。
「住む。」編集部