再認識した「本場」の味 「Jerry's Wood-Fired Dogs」

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   昨日(日本時間18日)、サンディエゴまでWBC韓国戦の応援にいってきました。球場は3分の1うまっているかいないかだというのに、韓国応援団が陣取っているある一角を中心に熱気に溢れていて大賑わい。確かに南カリフォルニアに住む韓国人は多いですが、あのパワーはどこからくるのでしょうね。

   野球観戦といえば以前は球場で何を飲み食いするかは楽しみの一つ。ドジャースタジアムの名物のドジャー・ドッグを食べたときは大感激。ニューヨークにいったときは日本人が早食い選手権に数多く参加することで知られるネイサンズのホットドッグを食べにコニー・アイランドまで出かけていきました。

   自分で好きなだけタマネギとレリッシュをのせて食べられることや、チリソースがたっぷりかかったホットドッグは新鮮でした。ただ実際のところ、とてもおいしいものか、と問われるとイマイチなのも多い。そもそもホットドッグ自体、私にとって「味わうよりも、時間がないときに簡単にすぐ食べることのできるもの」、もしくは「名物として食べるもの」なのです。

   ただ、そんな私の考えを覆してくれたのが、Jerry's Wood-Fired Dogsのホットドッグでした。

トッピングの数は30以上も

マスタード、ケチャップ、グリルド・オニオン、トマトにハラペーニョ唐辛子をトッピングしたSignature Dog
マスタード、ケチャップ、グリルド・オニオン、トマトにハラペーニョ唐辛子をトッピングしたSignature Dog

   夫が「オレンジ・カウンティでザガットの1位にランクしたお店がある」と連れて行ってくれたのがこのホットドッグとの出合い。「えー、ホットドッグ?」と思ったのですが、実際に食べてみると、「ホットドッグってこんなにおいしく食べられるんだー」と大感激。

   ここのおいしさの一番の秘密は「薪をつかってソーセージやバンズを焼くこと」です。使うのはメスキート(mesquite)というマメ科の低木の薪。こちらでは食べ物にうっすらと香ばしさをつけるために、香りのつく薪を使って焼くことがあるんです。

   ホットドッグの「ドッグ」にあたるソーセージには、淡泊で肉の味があまりしないものが結構あるのですが、この店のはプリプリしていて、ジューシーかつボリューム感がある。そのため、食べ応えがあり、ホットドッグを食べただけで満腹感を味わう人も多そう。

   またホットドッグのバンズはパサパサしたものが多いのですが、ここは火を通しているためか、ホカホカしてしっとり。ドッグとの相性も抜群です。

   ホットドッグは好きなトッピングを選ぶことができ、トッピングの数は30以上。あまりの数の多さに、どれにするか毎回迷ってしまいます。

野村香奈

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