「不変なテーマが人の心をつかんでいる」
「落語カフェ」のブログ。店主の青木伸広さんが、写真たっぷりに店内の様子を紹介
落語がブームになっていることや、その魅力ついて、青木さんは「日本文化が見直されている、その流れの一つでは」と指摘したうえで、
「いま、披露されている落語のネタは、江戸時代から変わらない噺も多いんです。そして、今でもおなじ箇所で人は笑います。落語の登場人物にはだめな人、しょうがない人を笑い飛ばそうよ、という雰囲気があります。一方で、権力者に反発する話もある。そんな不変なテーマが人の心をつかんでいるのではないでしょうか」
また、前出の小坂さんも、
「いまの『二つ目』は噺が本当に上手い! それこそ10年前は聞けたものではなかったのですが、今では十分に聞ける。そして、面白い。新宿末廣亭の深夜寄席などでは、若いカップルの姿も目に付きます」
と、落語家のレベルアップも魅力向上に起因しているとみている。
この落語人気、しばらく続きそうだ。