自然の移り変わりを感じられる「旧暦」
「旧暦ライフ 温故知新」
左が太陽暦、右が旧暦
川口さんも一気に七十二候に興味を持ったわけではなく、旧暦への関心が先にあった。以前、こちらは文章も絵も川口さんが担当した「旧暦ライフ 温故知新」。こちらは月の動きを中心にした太陰暦と、二十四節気の組合せでできた旧暦を彼女自身に暮らしに照らし合わせてできたもの。今もなお好評なので、毎年、月日の対応が変わってしまう旧暦の暦もまた別に作られている。付録というわけではないがカレンダー「新旧 暦くらべ」というもので、2009年が蛇腹折りの表裏半年ずつ。太陽暦と旧暦が対照できるようになったものだ。
今の時期を見てみよう。左半分が太陽暦、右半分が旧暦になっている。元旦の定義は「立春に一番近い新月の日」。今年は1月26日が新月なので、この日が旧暦の元日に当たる。そして立春を見ると右左そろっている。これは二十四節気だから同じ位置に来るわけだ。
太陽の動きにあわせるため、旧暦では閏日では間に合わず、閏月が19年に7回組み込まれる。今年は旧暦で見ると旧暦の5月と6月の間に入るんだそうだ。月の満ち欠けは確かにわかりやすい。それを見て何日かがおよそわかる仕組みだ。昔の人は自然を感じながら暦と暮らしていたに違いない。日本の伝統行事だけでなく、自然の移り変わりを感じるのに、旧暦はいい道具になる。
坂井直樹