灯さなくても美しい 北欧デンマークの照明

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   冬の長く厳しい北欧・デンマークでは、必然的に家で長く過ごすことが多い。デンマークの人たちは部屋を明るくするためというより、日常のそれぞれの場に居心地の良い灯りを上手に取り入れている。

やわらかく温もりのあるトルボーの光

「トルボー」。乳白ガラス 径155×高160mm/700g 3万3600円
「トルボー」。乳白ガラス 径155×高160mm/700g 3万3600円

   "ものづくりの国"ともいわれるデンマークでは、数々の美しい照明がつくられてきた。ここで紹介するふたつの照明は、どちらも場を和らげるやさしい光を放つので、食卓のペンダントにおすすめしたい。

   乳白ガラスを透明ガラスで挟み込んだ三層の吹きガラスシェード、「トルボー」。これは職人によるハンドメイドである。

   内側は凹凸のあるフロスト加工になっているため、光をやわらかく拡散し、温もりのある光をつくる。

   またPHシリーズはデンマークを代表するデザイナー、ポール・ヘニングセン(1894-1967年)がデザインした楕円形リフレクターをモチーフに、ルイスポールセン社がデザインしたもの。

   シンプルなシェードは、その存在を主張することなく、どんな空間にもなじむ。

 


住む。表紙
◆住まいと暮らしの雑誌「住む。」 http://www.sumu.jp/
住まいと暮らしに関するいろいろな知恵や工夫が学べる季刊の雑誌。昔から伝わる気候風土に適した知恵、あるいは現代の先端技術などの知識を提供し、ときには、食や衣まで含めて考える。また家から排出されるCO2の量を削減したり、ゴミを減らすことなども考慮した「住まい」を考える。住まいは、暮らしこみの姿であり、生き方の表現。この雑誌では、そうした住まいと暮らしに関わるさまざまな知恵や工夫、そして住まいの本質を「知ること」が愉しめる。発行・泰文館。

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