「ブラックベリー」「アンドロイド」は周回遅れの黒船
そう考えると、日本における「スマートフォン」は中途半端で、限定的な存在に思えてならない。アップルとiPodの高いブランド力とマーケティング力に支えられたiPhoneも、発売から数週間以降は夜も眠れぬほどのインパクトは与えていない。それより後発で、知名度が劣り、おそらくは日本市場への対応も不十分な「ブラックベリー」「アンドロイド」となると、もはや周回遅れの黒船だ、と言ったら言いすぎだろうか。これらの船団がどこまで存在感を持つことになるのか――。先のことはわからないが、この業界では「新発売」の次に「撤退」や「終了」の記事を目にするのは、そう珍しくはない。