皆さんは原宿の竹下通りやラフォーレ前の「GAP」周辺で、写真撮影しているカメラマンたちを見たことはありますか? 彼らはファッション誌の人たちで、「ストリートスナップ(ストスナ)」の撮影をしているんです。
ギャルはmixiでもファッションを研究
こう見えても勉強熱心なんですっ
「ストスナ」って、街で見かける若者達の着こなしを撮影することで、その時にはやっているファッションがすぐにわかる企画として人気。だから、原宿系ファッション誌では定番企画として重要視され、そうしたページに写真が載ることが若者たちにとっての「ステータス」になっています。
先日、NHKで若い男の子たちが、なんとか「ストスナ」されようと頑張っているドキュメンタリー系の番組をやっていましたが、「ストスナ」されたいと思っているのは原宿の若者ばかりではなく、渋谷の「ギャル」も同様なんです。
「原宿」と「渋谷」――。
じつは、この2つのエリアが昨今、色んな部分で「融合」しているのをご存じでしょうか?
音楽でいえば、渋谷のユーロビートと、原宿のハウスやテクノ系が交じりあっている現象がそう。ファッションも、渋谷のクールセクシー、サーフィン、ロック、ハデ系に対して、原宿も古着というアイテムで個性を出してきました。完全に区分けされていたそのファッションが、いま互いに良いところを吸収しあい、新たなスタイルがつくられているんですね。
ちょっと話がそれましたが、渋谷のギャルはファッション情報の収集にも余念がありません。その中心になっている場所が「SHIBUYA109」であるのはいうまでもありませんが、彼女たちは「109」の内外で、歩いているコたちの服をしっかりチェック。もちろんファッション雑誌だって穴があくほど見て勉強します。
あとは「mixi」ですね。ファッション系のコミュに参加したりして、いろんなところから最先端の情報を得ています。
渋谷でも「109」周辺を中心に雑誌の撮影が行われることはしょっちゅう。ギャルたちもファッション誌に自分の写真が掲載されるのはとってもうれしいことです。載れば載るほど「ギャル度」や「イケテル度」が高いという証明なので、「情報」「流行」「最新ファッション」を常に追求するのです。
原宿ファッションとの色分けが再構築されるなか、渋谷のギャルたちが今後どういうファッションを提示していくか、非常に興味があるところです。
シホ有限会社G-Revoひぃ