岩手県にあるIGRいわて銀河鉄道の奥中山高原駅。一見、何の変哲もない、のどかな駅だ。
しかし、この駅には大きな秘密が隠されていた。
なんと、ここの駅長さんは「イヌ」なのだ!
8歳になるオスのヨークシャー・テリアで、名前は「マロン」という。
委託駅員のお母さんに連れられ、幼いころから乗降客の相手をしていたのだが、カウンターにちょこんと座った姿、駅をトコトコ歩きながらパトロールする姿などが利用者の心を捕らえ、またたくまに駅のアイドルとなったという。
そんな「功績」が認められ、2008年6月に「駅長」に就任。愛きょうたっぷりの振る舞いに癒されると新聞やテレビでも紹介され、その人気は一躍全国区に。
スタッフもすっかり「マロン」のファンに
この可愛らしいマロンの写真集「駅長マロン」が2008年11月6日に講談社から発売される。
「仕事中」だけでなく、オフショットも含めたマロンの可愛さがいっぱいにつまった作品だ。
制作に当たった講談社MouRA編集部では、
「ニュースを見て、これは可愛いなぁ、と。それで、すぐ先方に連絡をさせていただきました。マロンはとてもかしこい子なんですよ。奥中山高原という駅も花に囲まれたステキな駅で、撮影中もとても癒されました。」
と、すっかりマロンのとりこになったようす。
マロン駅長が所属するIGRいわて銀河鉄道も、
「本当に可愛く撮っていただきました。マロン・駅・沿線…すべての魅力がつまった写真集に仕上げていただいて、とてもうれしいです」。
自然に囲まれ、ゆったりとした時間が流れる奥中山高原駅。そのほのぼのとした雰囲気がマロンの可愛らしさを一層ひきたたせている。
価格は1050円。