NTTグループの外国為替証拠金取引(FX)業者、NTTスマートトレードは2008年11月17日から、FX取引の最小取引単位を現行の1万通貨から1000通貨に引き下げる。たとえば、米ドル/円取引において1ドル100円の場合、現行は10倍のレバレッジで1万ドルの取引に必要な証拠金は10万円だったが、これが1万円の証拠金で1000ドルの取引からはじめられる。
9月のリーマン・ショック以降、為替変動リスクが急激に高まったこともあり、投資家からリスクを抑えた小口の資金での投資を希望する声が高まっていた。また、実際の取引量をみても、「10月は7~9月に比べて小口投資が増えた」(NTTスマートトレード)という。
最小取引単位の引き下げにあわせて、取引手数料も改定。現行の1万通貨につき最大片道300円から、1回1万通貨未満が1000通貨あたり片道50円、1回1万通貨以上が1000通貨あたり片道30円。デイトレードの場合は無料(いずれも11月17日以降の適用)。
なお、南アフリカランド/円と香港ドル/円の取引は現行どおり1万通貨単位のみの取り扱い。また、同社のレバレッジは1倍、2倍、5倍、10倍、20倍、100倍の6種類。