日本でもブームの兆しあり
パターンペーパーの絵柄を切り抜いて飾りのように使用
Q7 SBに関するお薦めの雑誌か本があれば
A7 「creating keepsakes」や「simple scrapbooks」(初心者に向きかも)。これらはアメリカの雑誌ですが、日本でもこの2誌の合同版で日本語に翻訳したバージョン「creating keepsakes with simple scrapbooks」が発行されており、徐々に浸透していると感じます。
Q8 SBの魅力とは?
A8 家族の大切な思い出や日常のひとコマを残すだけでなく、その時感じたことや気づいたことなどを一緒に文章に残すことで、めくるたびにその時のことが鮮明に思い出されて幸せな気持ちになれるのが大きな魅力。そして子供が成長した時に、アルバムをめくって作り手の愛情を感じてくれたらとてもうれしいことだと思う。
作り手によって、同じ紙や材料を使ってもひとつとして同じ作品はできないので、人それぞれ個性あふれるレイアウトになるのも大きな楽しみ。
Q9 作り方を習いたいと思ったらどうすればいい?
A9 アメリカならMichealsなどの大きなクラフトショップでも初心者向けの講習をやっているし、地元のスクラップブック専門店でも月に何度か講習をやっています。
あと、年に1度くらい大きなコンベンション(scrapbook expoなど)が開催される地域もあるので、そういうところでも講習が受けられます。
日本でも大きなホームセンターやクラフトショップ、カルチャーセンターなどで教室をやっているところがあります。
Q10 日本でのSBの浸透具合はどう?
A10 私が始めた5年前はネットで検索しても、1つや2つくらいしか出てこなかったのに今やすごい数のヒット数。ここ数年で、SB作品をネットで公開するのが目的のブロガーがとても多くなりました。
アメリカに比べたらまだまだ少ないけど、文房具屋さんやクラフトショップでもSBの道具や材料を扱っているところもあるし、SBのネットショップも増えているようです。ただ、材料はほとんど輸入品(アメリカ製)なので、お値段はどうしてもアメリカに比べると高めです。
アメリカほど大規模じゃないけど、SBのイベントも全国各地で行われていて、9月に大阪で行われた「大阪スクラップブッキング祭り」をのぞいてきました。日本のSBの材料を取り扱うメーカーの出店もかなりあり、色々な講習も行われていて大盛況でした。器用な日本人には向いているクラフトだと思うので、これからどんどん浸透していくと思います。
以上、今回は友人からのレクチャーをもとに、今後、日本でも流行しそうなSBについてレポートしました。皆さんもぜひ、トライしてみてください。
野村香奈