同じNewport Beach市内に住むアメリカ人の友人である老婦人の家は先祖代々、共和党支持者の家系だそうです。そうはいってもさすがに今のアメリカの状況に危機感を感じているようです。
「今回の選挙はアメリカの歴史を変えるかもしれない」
そんな共和党支持の彼女が応援しているのがオバマ候補で、同じく私もオバマ支持。そういうわけで民主党の大統領候補者選びがはじまる前から、彼女と会うと必ずといっていいほど、
「オバマいくといいな」
「オプラ・ウィンフリーはオバマ支持者でfundraising(寄付金集め)も主催するらしい」
「引退したジャーナリストの講演会にいったけれど、ヒラリーがいくだろうと予測していた」
「友人とブリッジをやって集まったときに、ヒラリーよりオバマがいくでしょとみんな言っていた」
等々、話していたのですが、とうとうそのオバマが正式に民主党の大統領候補者に指名されました。
彼女はよく私に「今回の選挙はアメリカの歴史を変えるかもしれない。それを間近で見られるあなたはラッキーよ」と言います。そんな歴史的イベントを嫌う人もいるわけで、友人は「黒人だというだけでオバマを嫌っている白人は、この状勢に対して複雑な思いを抱いていると思う」と話していました。
野村香奈