女性がいま一番見たいと思っている映画「セックス・アンド・ザ・シティ」。通称「SATC」を、J-CASTモノウォッチの男性記者が見に行った。雨の木曜日にたった一人で……
女には大人気だが、男は興味がない映画
映画版SATCは「アラフォー世代」の女性たちの恋愛模様を描く
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SATCは、ニューヨークで暮らす女性の本音を赤裸々に描いて、大ヒットした米テレビドラマ。売れっ子ライターや弁護士、PR会社社長といった花形の職業をもつ女性たちが最先端のファッションに身を包んで、恋愛、特にセックスに関する過激な会話を展開する。
「いままでタブーだった話題を公の場に出してコメディに仕立てたのが、斬新だった」
と指摘するのは、テレビシリーズをシーズン1から6まで見尽くしたという都内IT企業に勤める山下玲子さん(仮名)だ。
その斬新なキャラクター設定とコミカルな演出がウケて、20~40代の女性の圧倒的支持を集めた。いま上映されているのは、その映画化作品だ。日本での注目度も高く、女性誌はこぞってSATCを取り上げ、テレビの情報番組も一つの社会現象としてSATCブームを紹介した。
ネットでもたくさんのブロガーがこの映画について書いているが、その93%は女性というデータもある(gooブログ検索)。つまり、女には大人気だが、男はほとんど興味がない映画。それがSATCなのだ。
実際、一足早く映画館に足を運んだ山下さんの話では、
「観客のほとんどが女性だった。男性が映画館に行くのはちょっと勇気がいるかも……」
ならば、男一人で見に行ってみるか。アマノジャクの記者は軽く考えたのだった。