これが「Web2.0」の次の流行語?「クラウドコンピューティング」

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「雲」のようなネットにアクセスするユーザー、というイメージ

イメージに反するが、これもクラウドコンピューティング対応パソコンである
イメージに反するが、これもクラウドコンピューティング対応パソコンである

   まずシュミットは、「20年前に誰もが夢中になった」クライアント/サーバ・コンピューティングを引き合いに出す。現在もクライアント/サーバのコンセプトは基礎にあるが、そのサーバ群は、"Cloud(雲)"の中にある(隠れている)のだと言う。

   クライアント(ユーザー)とサーバの組み合わせは自由無限で、ユーザーはどこのサーバに何があって――、などと意識する必要はない。ただ「雲」のように巨大なインターネットにアクセスすれば、コンピューティング(コンピュータを利用すること)でき、恵みの雨を享受できる時代になっている。

   シュミットCEOは、06年のネット状況を、いわばユーザー目線で「クラウドコンピューティング」と名付けたのである。ただし、彼の話はそれだけでは終わらない。そんな現状とともに強調したのが次の部分である。

   この素晴らしき時代を支えてるのが、Ajaxなどのウェブアプリケーション技術であり、グーグルやヤフー、イーベイ、アマゾンのような「雲の中」にいるネット企業であること。そして、PCとOS(=マイクロソフト)は雲に接続するための機器に過ぎない、ということだ。「ブラウザとネット接続があれば、PCでもマックでも、スマートフォンでもなんでもいい。雲にアクセスできればいい」といった具合である。

虎古田・純

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