100点満点で4点の評価もある「辛口批評」が人気
「僕の批評は前菜」と話す前田有一さん。「映画を見る前に読んでほしい」
ターゲットは男性。特に、仕事や家庭で忙しくてなかなか映画館に足を運べないような30代、40代のビジネスマンを想定している。
「月に1回あるかどうかという貴重な映画鑑賞の機会に、その人にとって最高の映画を見てもらいたい」
そんな狙いで、個性豊かな9人の映画批評家のコラムを掲載している。読者はこの中から、自分好みの映画批評を見つけられるというわけだ。なかでも人気なのが、歯に衣着せぬ辛口批評が冴える前田有一さんの「激映画批評」だ。
前田さんによれば、批評コラムは「映画の前菜」。週末の映画選びの参考にしてもらうとともに、前もって読んでおくと映画の満足度がアップする。そんな批評を目指している。
「悪いものは悪いとはっきり言って、下手に過剰な期待をさせない批評のほうが今の時代には合っている」
と前田さん。コラムには作品評価の点数がついているが、97点という高得点の映画があるかと思えば、4点しか与えられない作品もある。そのあたりの明快さが前田批評の魅力だ。