「自衛隊にちょっとでも振り向いてもらえたら」
自衛隊のほか、防衛大の帽子も揃っている
今後も自衛館を使って様々な広報活動を展開していきたいと考えている。来場者の数は2008年4月のプレオープン時には月500人程度だったが、7月に本格オープンしてメディアにも露出するようになり、月1500人程度にまでなった。子どもの就職先として自衛隊を考えている親の世代が多いようで、適齢者は全体の2割ほどだという。
ちなみに、記者が訪れた平日午後の来場者数は2時間で6、7人ほど。学生が友達連れで来たり、40代の男性が1人で来場したりして制服の試着をしていた。
「全然自衛隊のことを知らない人が来て、ちょっとでも振り向いてもらえたらと思っています。自衛隊は体力がないと入れないと思われていますが、普通の若者が入隊し、基礎からしっかりと教育訓練を受けて自衛官になっています。若者が自分の将来を考えるにあたって、自衛隊を職業の選択肢の一つとして考えるきっかけのひとつとなってくれればありがたいと思います。」