日本人にはなじみにくい? 米国の「サニタイザー文化」

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   以前のコラムでフリーウェイにてスピード違反で捕まったと書きましたが、先日課題のトラフィック・スクール8時間講習をやっと終えました。さすがに続けてだとつらいので、平日夜4時間×2回のクラスを受けました。

水がなくても手がきれいになる「サニタイザー」

Bath and Body Worksのサニタイザー。左がFoam(泡)タイプのもので子供も使用可。右はジェルタイプでアルコールがはいっているため、子供の使用は薦めないとのこと
Bath and Body Worksのサニタイザー。左がFoam(泡)タイプのもので子供も使用可。右はジェルタイプでアルコールがはいっているため、子供の使用は薦めないとのこと

   会場は指定されたコート(裁判所)の一室で、全部で8室ほどありました。私のクラスの受講者は100人ほど。参加者の年齢層は17歳から72歳まで。

   クラス参加の理由は私と同じだったり、一般道のスクールゾーン(25マイル制限)でのスピード違反だったり。他には、ストップサインで止まらなかった人(一人は家の前でつかまったとか)や、交通量が多く事故が多発しているためにカメラ設置されている交差点で、黄信号で無理に突破して写真をとられた人などなど、実に様々でした。

   肝心の授業は、元シェリフ(保安官)の先生の体験に基づいた講義が非常におもしろく、とてもためになりました。生徒にもどんどん活発に意見させて、クラス全体で討論会のよう。「そんな授業にあたったなんてラッキーよ」と友達に言われるほどでした。

   さてやっと落ち着いた私が今回紹介するのは、サニタイザー(除菌剤)です。水がなくてもこれを手につけてこするだけで、バイ菌を殺して手がきれいになるという代物。 最近こちらのスーパーでは入り口に除菌効果を含んだウェット・ティッシュがおいてあります。客自身がショッピングカートのハンドルの部分を拭いて消毒するためなのですが、病院の待合室や診察室、入院病棟においてあるのは大抵ジェルタイプのサニタイザーです。

   友人の高校生の娘さんは学校の自分のロッカーにこれの大きなボトルをおいておき、体育の時間のあとに手を洗う時間がない場合は、これで手をきれいにして次のクラスに移るそうです。

野村香奈

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