若い人たちには「不便さも込みで楽しんで」ほしい
開発中の「8ミリカメラ」。現在、試行錯誤を繰り返している
以上のような要望にこたえるべく、「大人の科学」版の8ミリ映写機が発売された。映写機に続いて、「8ミリカメラ」も製作中だが、レンズの調整が難しく、光漏れを防ぐことに四苦八苦しているという。価格は、1万円前後になる見込み。2009年の春を目標に発売したい考えだ。
「8ミリカメラ」で自分を撮ってもらった記憶があるという学研の前田さんは、8ミリの面白さを次のようにアピールする。
「今の時代すべてがオートじゃないですか。すべてマニュアルの機械がどこまで受け入れられるのか――少し不安でもあります。ですが、若い人にとっては新鮮な映像の世界になると思います。その不便さも込みで楽しんでいただければと思います」