新サービスのきっかけは「ギャル曽根」だった
ミニブックは親族・友人へのプレゼントにもなる
カップルの結婚エピソードを活かしたサービスとしては、これまでにもプロフィールビデオやブライダル新聞などが存在したが、出会いから始まる一連の物語を「マンガ化する」という発想は斬新だ。その誕生背景には、大食いタレントのギャル曽根さんが絡んでいるのだという。企画を担当したサクラキューブの西本闘志也さんは次のように明かす。
「ある時、私と社長が一緒にテレビを見ていると、ギャル曽根さんがテレビに出ていたんですね。そのとき、社長が『彼女の誕生背景をマンガ化したら面白いのでは』とひらめいたんです」
タレントとコラボしたマンガ作品を制作できないか――。西本さんは同社の鳥海忠社長とともに奮闘したが、企画の実現は難しかった。そこで、社長が発想転換して目を向けたのが「結婚式」だった。
「私自身も何度か結婚式に出席した経験がありますが、プロフィールなんかによる新郎新婦のなれそめ紹介って、結構ありきたりのものになってしまっていますよね。社長自身も自分の結婚式に対してそんな後悔があり、『来場者がより楽しめる企画はないか』ということで考え出されたのが今回の案でした」