103店目にして初めての旗艦店
「SHIBUYA Francfranc」1階
店内の至るところに緑があしらわれている。これは青山フラワーマーケットのジャングル・コレクションの協力によるものだそうだ。そして3階には暮らしの中にもっとグリーンを取り入れてみようという試みをコラボレーション。本物の芝生が生えているテーブル。天上から下がっている観葉植物。マグカップだけど鉢植え。ジャングル・コレクション側も真剣でない限り、こんなに手間のかかる工夫はしない。そういう真剣さを感じる。
さらに地下1階には、インテリアとカフェのコラボレーションとしてペリエによるカフェ、インテリアとステーショナリーのコラボレーションとしてSCOSの店が入る。SCOSはヨーロッパからの輸入ステーショナリーの店で、その選択のユニークさで知られる。ちなみにSCOSには様々なキャラクターがいるのだが、今回、この店のための新キャラクターが作られたそうだ。ただ店を出しましょう、ではないのだ。
今回、新店舗を出すということと並行して、これだけのことを仕上げてきた努力と成果は素晴らしいと思う。最近、コラボレーションを安易に行うケースがまま見受けられる。たいていの場合、特定のブランドの力を借りるだけだったりする。こうして本当にコラボレーションが行われ、双方が真剣に取り組んだことがわかるものがなかなかないのが実情ではないだろうか。これからも次々とコラボレーションを仕掛けていくというから、これから先も楽しみだ。
今回、改めて驚いたのが店舗数。国内103店。103店目にして初の旗艦店なのだ。渋谷に来る用事があったら、一度覗いてみてください。いろいろと発見があると思います。
坂井直樹