おそろいの服を着た「アバター」で日本代表応援
チャット画面の吹き出しには「アスキーアート」を表示させることもできる
おしゃべりテレビの特徴は、アバター(ユーザーの分身キャラクター)つきのチャットサービスであること。画面には、スタジアムのスタンドのようにアバターがたくさん表示され、「みんなで同じ試合を見ているんだ」という一体感を演出してくれる。
キーボードから打ち込んだ自分の感想や応援メッセージは、アバターの上に「吹き出し」となって表示される。たくさん発言しているアバターほど画面の中心に寄っていき、発言しないと隅にいくようにした。「バーチャル・パブリックビューイング」を盛り上げるための工夫だ。
「アバターの服装や髪型は自分の好きなタイプに変えることができますし、ウェーブや旗振りなどの動作をさせることもできます。サッカー日本代表の試合のときはブルーの服装で一緒に盛り上がれるようにしたいと思っています」
映像を見ながらコメントしあうサービスというと「ニコニコ動画」が頭に浮かぶ。そのため、おしゃべりテレビは"ニコニコ動画の生中継版"という雰囲気も感じられる。しかし、椿原さんは「ニコニコ動画と競合しようとは考えていない」と説明する。
「ニコニコ動画などの既存の動画サービスは、自分の観たい動画を探さないといけない『プル型』のサービスですが、おしゃべりテレビは流れてくる映像を受動的に見ていくという『プッシュ型』のサービス。ライトなユーザーでも楽しめるような、軽くてゆるい、カジュアルコミュニティを目指しています」