サボリーマンのバイブル!「東京おさぼりマップ」
営業マン必携の「東京おさぼりマップ」。古書通販サイトなどで入手可能だ
仕事の合間の「おさぼり」は、ハードな現代社会を生き抜くための自己防衛手段である――そんな発想から2006年に出版されたのが「東京おさぼりマップ」(山海堂)だ。編集したのは、サラリーマン有志のサークル「東日本仕事と憩い研究会」とされている。
東京で働く外回りのビジネスマンが仕事途中に立ち寄れる「おさぼりスポット」を収録。大手町・新宿・飯田橋など、会社の集中する都心エリアを中心に約230件のリフレッシュスポットを掲載した。
おさぼりの定番スポット(?)であるマンガ喫茶や高級ホテルのロビーのほか、区役所や大学の食堂、安アパートやレンタルオフィスなど、目からウロコの「おさぼり場」も紹介されている。
それぞれの紹介記事には「静かさ」「イス」「快適性」などの項目ごとに5段階評価で星印がつけられており、求める条件に合わせてサボリーマンを休息の世界へといざなってくれることうけあいだ。
ただ、この「東京おさぼりマップ」は、現在ではもう新刊本の入手が難しい。出版社が07年12月に倒産してしまったためだ。会社がつぶれてしまっては、サボリーマンも存在できない。そんな警句なのだろうか?