「ル・マンに出場したい」と他大学からも問い合わせ
一方、日本でも帰国後、大きな反応があったという。
「日本での反響もそれなりに大きいものだったと思います。よその大学からも『自分の大学でもル・マンに出場したいのだがどうしたらよいか』というような問い合わせがいくつかありました」
対外的にも大きな反響が寄せられた東海大学のル・マン参戦。果たして来年は?
「来年に関してはマル秘です(笑)。実際のところ未定なんです。ただ、もし来年も参加するとしたら、今年と同じことをするだけではいけませんね」
教育の舞台としてル・マンを選んだ教授の視線は、すでに先を見据えていた。史上初の参戦という、いわば0から1を作る試みを成し遂げた「ル・マン教室」の卒業生たちが、これからエンジニアとしてどのようなモノを作り出していくのか。今から楽しみである。