ミニノートPC「戦国絵巻」 国産「工人舎」は魅力乏しい

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地味なプラスポイントはあるが…

   前述の記事では、その他の機能的「差異」として、ディスプレイ部への2軸ヒンジ採用、ExpressCardスロットの搭載などが挙げられている。そのほか、「Atom」のなかでもSilverthorne系の「Atom Z520」(従って「ネットブック」ではない)を採用、液晶パネルはNEC液晶テクノロジー製、台湾メーカーの液晶とは品質が違うという。

   これらは筆者にとって、ワンセグよりはプラスポイント。でも、地味で購入の決め手になるほどではない。総じて、海外メーカーの「低価格」と国内大手メーカーの従来型「高性能・多機能」製品の間で、魅力に乏しい。「国産(国内メーカー)」であることの意味が希薄な製品といった印象を持ってしまった。

   ところで、以前の当欄でも紹介した日本ヒューレット・パッカードの低価格ノート「HP 2133 Mini-Note PC」(実売約6万円~)が、奇しくもSC、SXシリーズ発表と同じ6月24日に発売を開始した。同社のオンライン販売では予想を大幅に上回る注文が入ったため、販売を一旦打ち切るなど、大好評を博したとのことだ。さて、工人舎の新モデルは7月にどんな反応で迎えられるだろうか。

虎古田・純

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