事件現場を見たついでにメイド喫茶へ?
献花台には人が絶えなかった
花束、飲み物などの他にフィギュアも供えられていた
他の店も同様のようで、事件現場から少し離れた有名店で働いていた、20代前半のメイド・ハルさんもこう話す。
「今週は雨のせいかお客さんが減ったのですが、事件の起きた週は様子を見に秋葉原まで来る人がたくさんいたようで、一見さんがたくさん来ました。『現場』を見たついでにメイド喫茶に寄っていっているのかも知れません」
凄惨な事件の「現場」となった中央通りと明神通りの交差点。その角には犠牲者を弔う献花台が設けられている。
献花台には花束や、ペットボトルの飲み物、お菓子などが置かれていたが、秋葉原という土地柄もあってか、ガンプラやフィギュアなどが多く供えられていた。
供え物を置いて手を合わせる人、ただ呆然と佇み涙を流す人、そしてその様子をビデオカメラで撮る人――事件から2週間後も、様々な人が献花台を訪れていた。
事件のせいで、普段秋葉原に訪れない人も来るようになったらしい。興味本位で秋葉原を訪れる人も少なくない状況に対して、20歳前後のメイドさんが苦言を口にした。
「先週は野次馬がたくさんきました。献花をしたりする人はいいのですが、野次馬はどうかと思いますね」