事件後の秋葉原メイド喫茶 「一見さん」のお客が増えた

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   17人が死傷した、秋葉原の無差別殺傷事件。事件から2週間が経った2008年6月22日の日曜日、J-CASTモノウォッチの記者が秋葉原を訪ね、メイドさんたちに話を聞いてみた。

メイドさんはビラ配りを「自粛」

街頭でメイドさんに話しかける警察官の姿も見られた
街頭でメイドさんに話しかける警察官の姿も見られた

   事件発生とほぼ同時刻の12時すぎ。JR秋葉原駅から事件のあった中央通りへ出てみた。雨のせいか、普段より人通りが少ないようだった。

   以前は多く見られたビラ配りのメイドさんたちの姿がちらほらとしか見られない。事件のあった中央通りと明神通りの交差点付近は特に少なく、確認できたのは一人だけだった。事件後秋葉原の様子がどのように変わったのか、幾つかのメイド喫茶に入店してみた。

   中央通りに面したメイド喫茶で働く、20代半ばのメイド・くるみさん(仮名 以下同じ)は、

「以前は、事件のあった中央通りと明神通りの交差点付近でもビラを配っていたのですが、事件の後は少し離れた末広町の方で配るようにしています。他のメイド喫茶もそうしているみたいですね」

と話す。メイドさんたちも事件後の街の空気の変化を感じて、ビラ配りを「自粛」しているようだ。

   このメイド喫茶は、雨だというのにほぼ満席という盛況ぶりだった。20代と見られる男性客がメインで、店のメイドさんたちとゲームに興じていた。

   事件後の客足に関して、くるみさんは、

「様子を見に来る人がいるので、平日はお客さんが増えましたね」

と話す。事件のせいで客足が遠のくと単純には言えないようだ。

   確かに、店には普段秋葉原に来ないようなカップルが一組いた。このお店、席に着くとメイドさんがお客の手をタオルで拭いてくれるのだが、女性の方が馴れないためか大はしゃぎ。メイド喫茶には初めて来たようだった。

姉妹サイト