マイ箸にエコバッグ、自転車通勤――最近若い女性を中心に、手軽に「エコ」を楽しむ人が増えている。そうした「エコ」ブームの波は生理用品にさえやってきたようだ。今、「布ナプキン」が注目を集めている。
素材にこだわり、肌にやさしい
千趣会「いたわり素肌のmyナプ」
布ナプキンとは、洗って繰り返し使うことができる布製のナプキンのこと。通常市販されている使い捨てナプキンがポリエチレンなどを使用しているのに対し、布ナプキンは肌にふれる部分がネルやタオル地でできている。そのため下着感覚で肌にも気持ちよく、ムレやかぶれも軽減できるという。
布ナプキンには、布のみで出来ているもの以外にも、吸収体や防水布入りのタイプもある。また、形状もさまざま。ハンカチ状の布を折りたたんで使うタイプや、ひし形の布地をスナップでショーツに固定するタイプ、ショーツに固定するためのホルダーと取り換え用のパットが別々になっているものなどがある。
千趣会が2008年7月2日に発売する「いたわり素材のmyナプ」は、肌に触れる部分に和紙を繊維状にして織った「和紙繊維」を採用。和紙繊維は吸水性、通気性、消臭性に優れているという理由からだった。
価格は、昼用のホルダー1枚とパッド2枚が入った「レギュラートライアルセット」が3900円。1枚あたり20~30円程度で購入できる使い捨てナプキンと比べて、決して安いわけではないが、何回も繰り返し使えるというメリットがある。
「どちらが経済的かは個人差がありますが、長く使えば使うほど布ナプキンのほうが経済的ですね」(千趣会広報・浅川亜由美さん)