ロボットが空を飛んだらきっと面白いだろうな――そんな夢を叶えたおもちゃが子供たちの間で人気を集めている。空中でロボット同士を闘わせることもできるというのだから驚きだ。開発のきっかけは「ロボット飛ばそうぜ!」の一言だった。
自在に操って空中で格闘できる
バトルチューブが同梱されたことで、より操作しやすくなった「エアボッツ EXシリーズ」
おもちゃメーカーのウィズが2007年11月から販売している「空中戦機AIRBOTS(エアボッツ)」。ロボット型のおもちゃで、ボディは発砲スチロールでできている。重さはわずか3g、全長13cmほどの大きさだ。
ロボットの両肩には2つのプロペラが装備され、背中に取り付けられた紐がコントローラーと繋がっている。このコントローラーのスイッチを入れるとプロペラが回転して、ロボットが宙に浮く。それを手元で操縦して遊ぶのだ。
最初のうちは空中でバランスをとることも一苦労だ。だが、飛ばすことに慣れてくると、2台の「エアボッツ」同士を闘わせて遊ぶこともできる。空中での対戦はなかなか迫力がある。相手のボディめがけて攻撃し、プロペラを相手のボディにあてると、ボディからパーツが外れるという仕組み。ぶつかると「バーーン!」という気持ちのよい音が響く。
08年4月からは、改良を加えた「エアボッツ EXシリーズ」の販売を始めた。ボディをフルカラーにしたことに加え、ロボットの動きを操りやすくするパーツ「バトルチューブ」を同封した。左右に旋回しやすいよう工夫を施したことで、より闘いやすくなった。