「白い恋人」だけじゃない!脚光浴びる「さっぽろスイーツ」

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北海道のお菓子は「白い恋人」だけじゃない!

2007年の「さっぽろスイーツ」グランプリは「白いティラミス」だった
2007年の「さっぽろスイーツ」グランプリは「白いティラミス」だった

   吉田事務局長によると、札幌はもともと「洋菓子店のレベルが高かった」という。その理由として、素材の良さと人材育成の土壌をあげる。

   洋菓子に使う小麦や牛乳、フルーツなどの素材が、北海道にはふんだんにある。パティシエの中には「素材の良さにひかれて札幌に移住した」という人も多いそうだ。「さっぽろスイーツ2008」でグランプリを受賞した吉本さんもその一人。芦屋の有名店やフランスで修行した後、札幌に自らの店を構えた。

   人材育成の面でも、札幌は恵まれているという。

「パティシエの専門学校が増えていますし、洋菓子協会のコンテストなどで評価されて、成長できるようになっています」(吉田事務局長)

   こんな背景をもつ札幌の"おいしい洋菓子屋さん"を一つのブランドにして、対外的にアピールしていこう。それが「さっぽろスイーツ」というわけだ。

「北海道のお菓子というと『白い恋人』などお土産ばかりが注目されてきましたが、これからは『札幌に直接スイーツを食べにきてください』とアピールしていきたい。スイーツを、観光客を呼び込むコンテンツに育てていきたいですね」
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