EeePCに「刺客」が続々登場 低価格ミニノートPC最新事情

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「Atom」製品いよいよ登場間近…国内メーカーはどこに?

外観の写真が公開されたが、スペック等はまだ不明なデル製のミニPC。
外観の写真が公開されたが、スペック等はまだ不明なデル製のミニPC。

   6月にはインテルの低電力な新CPU「Atom」(アトム)を採用したミニノートPC(ネットブック)が続々と登場する予定だ。とくに台湾のMSIから発売される「MSI Wind Notebook」は、予定価格が400~500ドル程度と安いこと、国内発売が有力なこともあって、期待を集めている。

   その他、細かなスペック、国内発売の有無等の詳細は不明ながら、Acer(エイサー)や世界最大手のPCメーカー、Dell(デル)もこの分野に参戦予定だ

   本家本元のASUSも6月上旬発売の「Atom」ノートブックでライバルを迎える。ベースになるのは4月に発表されたEee PC 900(国内未発売)で、CPU関連以外の構成はほぼ同じになると見られる。画面サイズが8.9インチに拡大し、メモリが増えるなどの変更がなされた現行900は新しいシャーシに古いエンジンを乗せた折衷モデルのようなもの。国内未発売なのも新型エンジン(「Atom」)待ちゆえなのだろう。

   「Atom」でますます注目を浴び、加速しそうな低価格ミニノートPC市場。ところで、ここには国産主要メーカーの名前は出てこない。これまで高性能な小型軽量モバイルノートを高価格で提供してきた国内メーカーは、この新たな市場に目を瞑り、沈黙し続けるのだろうか――。

虎古田・純

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