紙飛行機を飛ばすコンテストも
2007年も多くの人が楽しんだ「ジャパンカップ全日本紙飛行機選手権大会」
紙飛行機を作ったら、どれだけ飛ばせるか競ってみたい。そんな人にお薦めなのが、紙飛行機コンテストだ。ホワイトウイングスを開発した二宮氏が会長を務める日本紙飛行機協会も毎年、「ジャパンカップ全日本紙飛行機選手権大会」を開催している。 15回目の開催となる2008年は11月1日、2日の2日間、東京都立大島小松川公園(東京都江東区・江戸川区)で大会が開かれる。飛行時間を競う「滞空競技」や「デザイン競技」などが行われる予定だ。
「滞空競技」部門に出場するには、全国各地の45会場で3月から行われている予選で勝つことが必要。ほとんどの会場では予選会が複数開催されるので、これからエントリーしても十分に間に合う。
日本紙飛行機協会事務局の担当者によれば、「紙飛行機は、子供と大人が同時に競技できる、ほかにはあまりないスポーツ」。実際、2007年の第14回大会では、各部門の優勝者に8歳から72歳までの幅広い年齢の人たちが名を連ねている。全体の参加者を年齢別に見ると、40代以上が6~7割、子供が2割くらい。そのほとんどは男性だという。予選も含めると、毎年数千人が大会を楽しんでいる。
「手軽で安くはじめられて、それでいて奥がとても深いので、新しい趣味を探されている年配の方が熱中してしまうことも多いです。原っぱで紙飛行機を飛ばして追いかけるうちに数キロは歩くことになるので健康にもよいですよ」
長い休みを取りにくく、ガソリン価格も値上がりしそうな今年のゴールデンウィーク。遠出はできなくても、近くの公園で少年の心を思い出しながら紙飛行機を飛ばすのも面白そうだ。