「デュアルクラッチトランスミッション」の印象は?
コウタ 「ハンドルやブレーキはどうだった?」
ゼンキチ 「ハンドルは最近の日本車を基準にすると重めだけど、ドイツ車に比べると軽い。遊びが少なく、切っただけ確実に曲がるという印象だった。ブレーキはやはりブレンボ(イタリアの有名ブレーキメーカー)だけあってしっかり効いてくれたよ」
コウタ 「(2ペダルで操ることができる)デュアルクラッチトランスミッション(DCT)の印象は?」
ゼンキチ 「変速ショックが大きいと思った」
コウタ 「たしかに変速時のショックと音はかなり大きかったね。トランスアクスルのレイアウトを取っていて、ギアボックスのすぐ近くに後席があるからだと思うけど、後席に座っているとかなり変速ショックが気になった」
ゼンキチ 「少々ぎこちない感じもしたよね」
コウタ 「特に左折など低速時にぎこちなかったね。半クラが使えないからなのか、単純にギアが冷えてただけなのかはわからないけど……」
ゼンキチ 「ただ、最速0.2秒で変速可能というのはやはりすごい。即座にギアが上がっていく」
コウタ 「同乗した日産のスタッフの人が『シフトダウン時にはブリッピング(エンジンの空ぶかしをして回転数を合わせること)をしますよ』って言っていたけど、本当にちゃんとエンジンと同調させるのには感動したね」