「眠り」第一主義のホテルも登場 「個性派ホテル」が続々オープン

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システムキッチンつきの部屋もあるアパートメント型ホテル

ゆったりくつろぐことができるリビングルームつきの部屋
ゆったりくつろぐことができるリビングルームつきの部屋

   一方、料理や洗濯といったアクティブな「生活」を重視したホテルもある。

   新宿にほど近い大久保には08年3月、外資系の新しいタイプのホテル「フレイザープレイス・ホフ新宿」がオープンした。シンガポールを拠点に北京、バンコク、マニラ、ソウル、ロンドンなど国際的なホテル経営をしているフレイザーズ・ホスピタリティが日本に初上陸。長期滞在もできるサービスアパートメントを始めた。

   3階から21階までのフロアに全175室を用意。そのうち3階~12階はレジデンス用、13階~21階は宿泊用ホテルとして提供している。ルームタイプはベッドルームのみのシンプルなものから、システムキッチンや全自動洗濯乾燥機を備えたリビングルームつきの部屋までさまざまなタイプがあり、目的に応じて選べるようになっている。

   すべての部屋に、BOSEのホームシアターサウンドシステムや大画面液晶テレビ、iPod ドック付き目覚まし時計が設置され、最新のAV機器で快適な時間を過ごせるようにした。

   同ホテルによると、平日は東京に出張してきたビジネスパーソンの利用が多いが、週末は中国や台湾、韓国からのツアー客が多く宿泊しているという。

   フレイザープレイスの特徴は、サービスアパートメントとホテルの両方のライセンスで経営している点だ。

「キッチンつきの部屋ならば、1、2週間の滞在にも対応できます。短期宿泊の場合でも、ワインのつまみ用にちょっとしたクッキングをするなど、通常のホテルと違う利用の仕方ができます」

   とフレイザープレイスの広報担当者は「今までにない新しさ」をアピールしている。

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