抱きやすいように、さまざまな工夫を
「抱きごこち」を抱えるとこんな感じ。高さ30センチほどの大きさ
福岡県北九州市の「好味屋(よしみや)」が販売する「抱きごこち」は、抱きやすいように袋の上部に丸みをもたせているのが特徴だ。
「ふつうの四角い袋だと、抱いたときに上部に空間ができてしまうんですよ。そのあたりを工夫しています。名前のとおり『抱きごこち』にはこだわっています」
と、店長の小野成生さんは工夫の理由を語る。さらに形を整えるため、袋の大きさは米の重さ50g単位ごとにとりかえているという。
また、好味屋では店頭で「抱きごこち」の見本品を置いている。ユニークなデザインは普通のお米を買いにきた客の目もひく。
「店頭に来たお客さんも思わず抱いてしまうみたいです。『たかいたかい』をして、盛り上がることもありますよ」(小野さん)