「シトルリン」配合の3製品が発表された
アサヒ飲料、資生堂薬品、ロッテの3社は2008年4月2日、新しい機能性食品の成分として注目されている「シトルリン」を配合した食品を発売する、と発表した。3社は販売促進キャンペーン「シトルリン健康プロジェクト」をスタートさせ、シトルリンの認知度向上に共同で取り組む。
シトルリンはスイカなどウリ科の植物に含まれるアミノ酸の一種。血液のめぐりを改善する効果があるとされ、コエンザイムQ10やαリポ酸に続く新たな機能性成分として注目されている。アサヒ飲料と資生堂薬品、ロッテはそれぞれシトルリンを配合した製品を開発。共通のロゴマークを使用するなどして、「シトルリン製品」をアピールしていく。
発売されるのは、アサヒ飲料の清涼飲料水「アサヒ シトルリンウォーター」、資生堂薬品の栄養ドリンク「シトルリン サイクルエナジー」、ロッテの「シトルリンガム」の3種類。発売日はいずれも4月22日で、店頭想定価格はそれぞれ147円、210円、128円としている。 アサヒ飲料の山本泰利マーケティング部長は記者会見で、
「シトルリンはすでに欧米では広く流通している成分。日本では07年に食品への使用が解禁されたばかりで、大変注目されている。シトルリンで人々の生活に貢献できれば」
と、新素材への期待を語った。