30代~40代に人気の「くるぶしソックス」
タビオ「カバーソックス」
くるぶしソックスは、ここ数年の間に男性用靴下売り場で販売されるようになった。
全国に靴下専門店を展開するタビオの広報担当者によると、スニーカーに合わせて履く丈の短い「スニーカーソックス」から派生したという。10代~20代の利用者が多いスニーカーソックスに対して、くるぶしソックスは年齢がやや高めだ。
近年、ジャケットをカジュアルに着こなすファッション「キレイめカジュアル」が20代~30代の男性に人気となり、革靴に合うカジュアルな靴下の需要が増した。一方、革靴をドレスダウンするため、素足で履く人も出現。しかし靴の中が蒸れることから、靴下メーカーは素足のように革靴を履ける「短い丈の靴下」を提案した。
タビオでは「カバーソックス」という名で、10アイテム以上を発売している。オーソドックスな無地のものや、靴を脱いだときに映える柄のタイプ、速乾性のある素材を使用したものなどバラエティに富んでいる。価格は630円~1260円だ。
今回、「zino」の付録「くるぶし見せソックス」を作製したのは靴下・ストッキングのメーカー福助だ。同社はこれまでも、オリジナルブランド「フクスケ フォー メン」から、くるぶし丈のソックスを販売してきた。
こちらの価格は1000円~1200円。六本木ヒルズ内で展開するフラッグシップ店「カルツァローネ」では、主に30代~40代の男性が購入しているという。
ただ、3、4年前から発売しているわりには、「あまり認知されていない」(広報担当者)のが実情だ。「zino」の付録につけたことで、「認知度が上がり、利用者が増えるのではないか」と同社は期待している。