日欧の「環境技術」どっちが上?
「若」対「壮」激論!クルマ談義(2)

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関連産業も巻き込んだ「総力戦」は日本が有利?

☆壮   3つ目の論点として、あまり注目されていないけれど、軽量化という問題を考えてみようか。欧州と日本で同じクラスの車を比較すると、日本車の方が軽い傾向にある。VWのポロと、ホンダ・フィットやマツダ・デミオを比べると、50~100kgも違うんだ。

★若   そんなに違いますか。動力性能や燃費もかなり影響されますね。

☆壮   日本車の軽量化は、薄くても強い高張力鋼のような優れた素材のおかげだと思う。日本の鉄鋼メーカーの技術力は世界一だからね。鉄よりはるかに軽い炭素繊維をボディに使う技術も開発中だけど、これも東レなど日本企業の独壇場だ。

★若   読者のコメントに「クルマは1万点の部品でつくられている」とありましたが、自動車というものは、鉄鋼以外にも、プラスティックや電装品など実にさまざまな工業製品の集合体です。自動車会社は素材や部品のメーカーに厳しい要求をし、各メーカーもそれに応えてきたから、日本車が高い競争力を持ったと言えますね。

☆壮   そう、自動車は技術力の総合戦だ。軽量化はその一つの成果と言っていい。この戦いは日本が有利じゃないかな。

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