日欧の「環境技術」どっちが上?
「若」対「壮」激論!クルマ談義(2)

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目を見張るディーゼルエンジンの進化

かつてのディーゼルのイメージは通用しなくなりつつある(写真は「アウディV12TDIエンジン」)
かつてのディーゼルのイメージは通用しなくなりつつある(写真は「アウディV12TDIエンジン」)

☆壮   ディーゼルの進化はすごいと思う。ちょっとショックを受けたのは、この3月のジュネーブモーターショーで、VWが最新のディーゼルエンジンとモーターを組み合わせた「TDIハイブリッド」を出品したというニュース。NOxを90%削減し、燃費も29.4km/Lだそうだ。日本のハイブリッドはうかうかしていられない。

★若   もともとディーゼルエンジンは熱効率が高いですからね。それに、圧縮比が高いので頑丈に作られていて、寿命も比較的長いです。

☆壮   ディーゼルは燃料を余り選ばないから「脱石油」にも向いている。なにしろ去年のダカールラリーでは、片山右京さんのチームが使用済み天ぷら油で9000kmを完走しちゃった。バイオマス燃料もディーゼルと親和性が高いし。

★若   でも、日本では燃料の軽油の硫黄分が高いことがネックになっていましたね。硫黄分が高いと、排ガス浄化装置の触媒が劣化しやすいですから。クリーンディーゼルを普及させるには石油精製も含めたインフラを整えることが必要です。

☆壮   そこなんだ。欧州は燃料も含めてディーゼルの進化に取り組んできた。だからメルセデスやBMWなどの高級車にも広がったと思う。日本のメーカーだって、いすゞのように欧州メーカーにディーゼルエンジンを供給するところがあるし、技術は負けていないけれど、メーカーが孤軍奮闘している感じ。エンジンの進化では欧州に軍配が上がるだろうな。

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