京都の隠れた伝統工芸「金網細工」は美しい

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一つひとつ、手間を惜しまず丁寧につくる

銅製の金網細工。中央2つは豆腐すくいで、円型1890円、角形1470円。下の2つの茶こしはステンレスの中網付き。小1890円、大2100円。
銅製の金網細工。中央2つは豆腐すくいで、円型1890円、角形1470円。下の2つの茶こしはステンレスの中網付き。小1890円、大2100円。

   創業百三十年余り。戦後は機械編みのステンレス網も利用して、商品数はずいぶん増えたそうだ。日用の道具だから、日々変わる客の要望に耳を澄ませる。水切り笊にステンレス製の中網をつけて、ヒエやアワなど雑穀を洗える新商品〈リビング笊の中網付き〉なども生まれた。定番商品であっても、時代とともに変わっている。

   台所や食卓で活躍するものばかりではない。表具用の糊こしや陶芸用の土ふるいなど業務用の道具。大きなものでは神社仏閣の鳥除けの金網まで。しかし鳥井さんは、「日用の小さい道具をつくる方が好きです」という。一つひとつ手仕事の、手間を惜しまず丁寧につくられる金網細工。

「住む。」編集部



住む。表紙
◆住まいと暮らしの雑誌「住む。」 http://www.sumu.jp/
住まいと暮らしに関するいろいろな知恵や工夫が学べる季刊の雑誌。昔から伝わる気候風土に適した知恵、あるいは現代の先端技術などの知識を提供し、ときには、食や衣まで含めて考える。また家から排出されるCO2の量を削減したり、ゴミを減らすことなども考慮した「住まい」を考える。住まいは、暮らしこみの姿であり、生き方の表現。この雑誌では、そうした住まいと暮らしに関わるさまざまな知恵や工夫、そして住まいの本質を「知ること」が愉しめる。発行・泰文館。

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