消費者向け「低価格版」を新たに発売
テレグラスを覗くと、2メートル先に28インチ相当の画面があるように見えるという
「一部のマニアさんにはご購入いただきましたが、『自分のメガネにつけたい』『もっと安くしてほしい』という声も大きかったです」(清原取締役)
そこで、一般消費者向けのテレグラス「T3-A」を新たに開発。今度は、自分のメガネにも装着できるようにして、2008年2月10日に発売した。
一般向けということで、業務用パッケージからキャリングケースや充電池などを省いてコストダウン。さらに、量産も見込めることから「T3-A」は2万9400円と前モデルに比べて大幅にプライスダウンすることができた。
同社では当初、混雑する通勤電車でiPodの映像を見るといった、エンターテインメント的な用途を想定していた。ところが、「テレグラス」は目の筋力を鍛えるトレーニングにも向きそうだ、ということがわかってきたという。
「『T3-A』は片目でディスプレイを覗くという構造なのですが、目の前のディスプレイと遠方を交互に見ることで、楽しみながら視力トレーニングができます。今後は、視力トレーニングキットのようなセットの販売を検討していきます」(清原取締役)
2月27日から3月7日にかけては、東京都新宿区の本社で「近未来体験教室」を開き、「テレグラス」をアピールしていく予定だ。